貴腐ワインの広がり
1650年頃、ハンガリーのトカイ地方で作られたワインは
世界で始めの貴腐ワインですが、その後、
皇族の中で貴腐ワインはその広がりを見せました。
ルイ14世は贈られたトカイ地方のワインを、
ワインの王にして王のワイン、と絶賛し、
1779年には、オーストリアのマリア・テレジア女王が、
黄金色に輝くこのワインに金が含まれているのではないかと、
ウィーン大学で分析させたとの逸話も残っております。
今日では、ハンガリーのトカイ地方、ドイツのライン地方
及びモーゼル地方、フランスボルドーのソーテルヌ地方が
貴腐ワインの三大産地となりましたし、日本でもサントリーが
山梨県の自社ワイナリーで1975年に貴腐ワインの生産に
成功して以降、長野県や北海道などでも作られるようになりました。